再会まで
【詳細】
2024年でライターとして3年が経ち、久しぶりにバレンタインに合わせた個人企画を。
ある10個のタイトルの詩の中から選んで頂いたもので、お話を作成しています。
今回の詩のタイトル【想い】
目安時間:2分程度
女性のみ ※当て書きのため、性別変更不可
語尾改変〇
【あらすじ】
大切な友に会えるまで、あと少し。
これは、私の大切な友人との再会までのお話。
母国に帰ってからの10年。
文明の機器が発展していく中、古き良きを続ける私たちは、少し変わっているのかもしれない。
でも、私にとって、一生の友を見つけられた国の文化でもあるから、楽しんでいる。
彼女の生活は、あの頃とそこまで変わっていないようで、今でも、子供たちに読み聞かせをしているらしい。
定期的に手紙と一緒に送られてくる写真で、今の彼女の元気な姿を知ることが出来ているから
読み聞かせの雰囲気もイメージが出来る。
私も生活が落ち着き、少しまとめた休みが取れそうだったので、会いに行くことにした。
手紙で、そのことを伝えると、彼女は驚いたらしく、あまり使わないメッセージを送ってきた。
こういう時、連絡手段がたくさんあるのは、いいことだと、少し実感する。
電話をしてこないあたりが、彼女らしい。
きっと、時差とかが分からないのだろう。
何度かメッセージのやり取りをして、日にちと待ち合わせ場所を決める。
少し、ゆっくりめに。
理由は簡単。
早めにしてしまうと、彼女は慌てて、何かを忘れてきてしまうから。
当日、案の定、彼女は遅れてきた。
でも、理由は迷子だった。それも想定内。
私は、きっと慌ててくるであろう彼女の、申し訳なさそうな顔を思い浮かべながら、彼女の好きな紅茶を着くころを見計らって頼んでおく。
彼女との再会まで、もう少し。
大切なあなたを笑顔で出迎えましょう。
(終わり)
SpecialThanks:クレープパンケーキ 様
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