密かな願いと決意
【詳細】
2024年でライターとして3年が経ち、久しぶりにバレンタインに合わせた個人企画を。
ある10個のタイトルの詩の中から選んで頂いたもので、お話を作成しています。
今回の詩のタイトル【愛しい】
目安時間:2分程度
女性のみ ※当て書きのため、性別変更不可
語尾改変〇
【あらすじ】
愛しい人に想いを馳せて…
私は恋愛が得意ではない。
お互いに愛の言葉を言い合うのは、恥ずかしい。
出掛けている時、触れ合うのも苦手。
周りの女の子は、みんなそういうものを求めている。
私は、一緒に居られれば、それでいいと思う。
『あなたは、本当の恋愛をしていないのかもね』
ある時、友人に言われて、気が付いた。
確かに、その通りかもしれない。
本当に大好きなら、愛の言葉を欲しいと思い、出掛けている時も出来るだけ傍に居たいと思うのかも、と。
でも、私には無縁なことなのかもしれないと、心のどこかで思ってしまっている。
最初は好きでも、いつかはそうじゃなくなる。
少女漫画のように、いつまでも幸せに…なんて夢のようなことなのだと。
そんな可愛げのないことを、心のどこかで思っていて、逃げてしまっているのかも…
私は、君に出会ってから、そう考えるようになったよ。
だから、これからは、少しずつ、夢を見られるように、なっていきたい。
君は、いつか、私と同じ想いで居てくれるかな?
これは、私の密かな願いと、決意。
(終わり)
SpecialThanks:くまねこ 様
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