愛しいあなたへ


【詳細】

 2024年でライターとして3年が経ち、久しぶりにバレンタインに合わせた個人企画を。

 ある10個のタイトルの詩の中から選んで頂いたもので、お話を作成しています。

 今回の詩のタイトル【愛しい】

 

 目安時間:2分程度

 女性のみ ※当て書きのため、性別変更不可

 語尾改変〇 


【あらすじ】

 愛しい人に想いを馳せて…




久しぶりに一人で広い空を見ていたら

ふと、昔、一緒に出掛けながら色んな話をした時のことを思い出した。


昔は空を眺めながら、考え事なんてしなかったけれど…

これもあなたの影響なのだろうか。


あなたは、一緒に居る時でも空を眺めながら考え事をするのが好きだった。

私は、考え事に夢中なことに寂しく思っていた。

でも、その時のあなたの横顔と、思いついた時の無邪気な笑顔で

すぐに許してしまっていた。


今思えば、些細なことなのだけれど…

「好きな人の仕草は愛おしい」なんて言葉あるけれど

それは本当なのかもしれない。


あの時に想いを伝えていたら、私たちの関係はどうなっていたのだろう。


秘めた想いは、あなたに伝えることは出来なかったけれど

私は、あなたのことを愛しいと思っていた。

だから、本当はあなたを求めて、離したくないと思っていた。

叶うことはないと分かっていたけれど…


愛しいあなたは、私と同じ想いで居てくれていたのかな?


叶わぬと分かりながらも、心に想いながら

そんなことを考えていた。



(終わり)


SpecialThanks:リコリス様

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