1人佇み、寄り添う


≪詳細≫

大切な人へ想いを伝えたくて書きました。

およそ5分くらいになります。


≪あらすじ≫

傍にいると分かってほしくて…


≪登場人物≫

大切な人に「1人ではない」という気持ちを伝えたい人。



しんしんと降る雪の中

君は1人、佇んでいた

 

まるでこの世界に誰もいないみたいな

このまま消えてしまいそうな…


そんな不安に煽られて

僕は駆け出した


君が消えてしまう前に

捕まえて、腕の中へ


君は『離して』と言わんばかりに身をよじる


僕は言う


「離さないよ、君を失いたくないから」


なぜそんなことを言うのかと、君は問う

そんなのは簡単だ


「君が好きで、大切だから」


君と想いが違っていてもいい

僕は君が生きていてくれるなら


生きていてくれるだけで


それだけでいい


だから、お願いだ


消えないで


ここに居て


僕の傍に…


(少し間をあける)


たとえ、君が君自身を嫌いでも

そんなところも含めて僕は好き

だから、少しでも希望を持ってほしい


一緒に歩んでいこう

少しずつ、ゆっくりと


焦る必要はない

君のペースで


笑顔を取り戻しにいこう



(終わり)

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chao's book

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