あの夏、恋をした（男性ver）
≪詳細≫
夏祭りをテーマに書きました。
およそ5分くらいになります。
≪シリーズ≫
≪あらすじ≫
ただの同僚だと思っていたはずなのに…
≪登場人物≫
男性：職場に好きな人が出来た人。
僕は君に恋をした。
（少し間をあける）
暑い夏の日。
ふと、一人は寂しいと思った。
突然、君から電話がきた。
『ちょっと、付き合って』
いつも優しい話し方をする君。
少し素っ気ない感じもしたけど
大して気にはならなかった。
それよりも
電話をくれたことが嬉しかった。
寂しいと思った時、浮かんだのは
君で…君と話がしたいと思ったから。
君の声が聴きたかった。
きっと、君は分かっていない。
僕が君の電話にどんな想いで
出ているのか。
ある夏の日。
君を夏祭りに誘った。
この時はまだ、君のことを
『ちょっと気になる同僚』
そう思っていた。
何気ない誘いに君は
「いいよ」とすぐに返事をくれた。
僕は君に
「当日は浴衣で」と伝え
「夏祭りだもんね」と君。
あの夏の日がなければ
僕は君に
恋をすることは、なかった。
夏祭り当日の君は
僕が今まで見てきた君より
ずっと可愛くて
初めて見る浴衣姿が素敵で。
あの日から君のことを
想って過ごしていたからなのか
寂しさに耐えられなかった。
こんな僕を
君はどう思ったのかなぁ。
君がここへ来たら聞いてみよう。
今日は夏祭り。
あの夏と同じ
浴衣姿で君を待つ。
（終わり）
0コメント