小さな一室での奇跡


≪詳細≫

配信を一室と例えて、経験したことを書きました。

およそ5分くらいになります。


≪あらすじ≫

配信者側から見たリスナーさんへの気持ち。


≪登場人物≫

配信しながら、感じたことを語る人。


私とあなたが出会ったのは

この広い世界の小さな一室


初めて踏み入れる世界は

不安なことばかりだったはず



たくさん並ぶ部屋のドアの前で

この部屋はどんな部屋なんだろう?とか

部屋の人はどんな人なのかな?とか

他にはどんな人がいるのかな?とか


きっと、そんな不安を抱えながら

不慣れな私の部屋を覗いてくれて

勇気を持って

声を掛けてくれたんだと思う



私も小さな一室で

誰が来るか不安を覚えながら

扉を開けていた



誰か来るかな?とか

来てくれた人はどんな人かな?とか

ちゃんと話せるかな?とか


緊張しながら

毎回誰かが来るのを

声を掛けてくれるのを

ずっと待っていた



だから声を掛けてくれて

本当に嬉しかった


すごく優しくて

不安で冷えた心に

温かい灯りが燈るような

そんな感覚だった



私にとってあなたは

心を温かくしてくれる

癒してくれる大切な存在



大切な人が

遠くに行くのは寂しいけれど

あなたの決めた道を

応援したいと思ってる



でも、これだけは忘れないでね?



『あなたは一人じゃない』



傍に居たい、支えてあげたいと思う人が

あなたの周りにはたくさんいる


だから、辛くなったら

いつでも甘えておいで?

…こう言っても、甘え下手なあなたは

甘えないのかもしれないけど…


でも、頼ることも時には大切だよ?

私じゃなくてもいいの

近くに頼れる人がいるなら

その人に何も考えずに頼ってね


あなたが気に入ってくれた

あの部屋に来る人は

みんな優しくて

相手想いの面倒見がいい人ばかりだから



この広い世界の一室で結ばれた

縁(えにし)を

どうか、忘れないで…



(少し間を開けて) 



私の大切な人へ


さよならは言わない

また会おうね


(願わくば…このまま一緒に歩んでいきたい)



(終わり)

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