誕生色(4月ver)
≪詳細≫
月1で読めるもので誕生石のような有名なものではない何かを書きたいと思って
書きました。
およそ5分くらいになります。
人称変更可
語尾改変可
≪関連作品≫
『誕生色シリーズ』※全12話
≪あらすじ≫
ここは少し変わったお店のよう…
さて、あなたは何をお探し?
≪登場人物≫
店の店主の一人語りで、お客様目線も少しあります。
お声は変えても変えなくても大丈夫です。
絵本を読むようなイメージで読んで頂ければと思います。
≪ 色というのは、私たちにとって、様々な印象を与える欠かせないもの ≫
誕生色(たんじょうしょく)
それは、バースデーカラーとも言うが
誕生日ごとに定められたラッキーカラーのこと。
誕生石や誕生花などより、知名度はないかもしれない。
でも、ちゃんと366日すべてに決められていて、占いでも用いられる。
ここは、そんな色とそれにちなんだ物を取り扱う不思議なお店。
新年度にもなる今月は、イメージにもなりやすい、桜関連の商品が多く並びます。
中でも一番多いのは、桜の花びらをモチーフにした小物です。
私としては、春花を引き立てる色にも注目して欲しいですが…
んー。どうにも最近余計なことをついつい話してしまいますね。
聞いてくれる方がいると、いい事もありますが、気をつけないといけませんね。
話し過ぎついでに聞きたいことがある?
お答えできることか分かりませんが、どうぞ。
和の色の歴史、ですか?
あぁ、そういえば、話していなかったですね。
「きもののまち」新潟県十日町市にある「十日町織物工業協同組合」が、日本の伝統色を元に、1981年に定めた誕生色のことで、各月それぞれ、その季節に素敵な色が選ばれ、さらに、日本らしい素敵な色名が付けられているのです。
季節の色というのが、四季がある日本ならではで、私は気に入っています。
なので、思い入れが通常の誕生色よりあるのは、認めます。
ちなみに、お客様がイメージするのは、あくまで贈りたいものだけで、色は私の方で、お客様のイメージ合わせて、少しだけ補正しているだけです。
お客様が、和の色を知らないのに、その色の商品が置いてあるのは、そのためです。
…本当に話し過ぎてしまいました。
せっかくですから、今回特別に和の誕生色のお話をしたついでに
4月の誕生色をご紹介しましょう。
花舞小枝(はなまいこえだ)と言って、様々な色の花が咲き乱れる季節、その花を支える小枝の色で、色としては、黄みがかったやわらかい茶色で春花色と相性抜群な色です。
淡いピンクや濃いピンク、白や黄色、春をイメージする花の色はたくさんあるので、組み合わせを考えるのも楽しいと思います。
他の色を惹き立てる色なので、鞄などが合うと思います。
新生活は、様々なことに挑戦する方も多いと思います。
心機一転、取り入れることがあまりない色に挑戦してみるのもよいかもしれません。
ん?お代をもらわなくて大丈夫なのか?
まぁ、正直に言えば、よくはありませんが…
そこは店主特権ということで。
それにしても…いえ、何でもありません。
さてさて、次は、どんな方へどんなお色にちなんだものをおすすめ出来るでしょう。
(少し間をあけて)
色にお困りの方は…そんなに多くはないかもしれませんが
ぜひ、当店をご利用くださいませ。
きっと、お役に立てると思いますよ。
何せ、最初に申し上げた通り、誕生日にも色はございますので。
出来れば、遠い未来でご利用頂きたいものですが…
心機一転、挑戦したくなると、後先考えずに使ってしまうものですから。
でも、ご来店だけなら問題はありませんから、いつでもお越しくださいませ。
またのご来店、おまちしております。
(おわり)
0コメント