ありがとうが言えない私

【詳細】

　２０２４年でライターとして３年が経ち、久しぶりにバレンタインに合わせた個人企画を。

　ある１０個のタイトルの詩の中から選んで頂いたもので、お話を作成しています。

　今回の詩のタイトル【ありがとう】

　推奨BGM：ひらひらり（作：もっぴーさうんど様）

　目安時間：５分程度

　女性のみ ※当て書きのため性別変更不可

　語尾改変〇

【あらすじ】

　普段一緒にいるからこそ、言えない言葉

 感謝の言葉とは、どうして、こんなに気恥ずかしくなるのか。

いつも感謝はしている。

だけど、なかなか伝わらない…

というより、伝え方が下手なのだと、少し自己解析をしてみたりする。

大切だと思っている相手を前にすると、変に緊張するのか

何故か声にならない。

大切で感謝をしているはずなのに、ついつい冷たく当たってしまう。

「でも、あなたなら…」

そう思うのは、本当はいけないのかもしれない。

だけど、あなただからこそ、伝わっていると信じている。

私がこんなことを思うなんて、自分でも不思議だけれど…

そんなことを考えていたら、ふと

『あなたは誰に伝えるのだろう？』と思った。

自分であってほしいと思いもしたけれど

言えない自分には、その資格はない…なんてことも思った。

だからこそ、願う。

ありがとうと、素直に言えるまで

あなたが一緒に居てくれますように。

（終わり）

SpecialThanks：ミクロマコ様