幸せは…

【詳細】

　２０２４年でライターとして３年が経ち、久しぶりにバレンタインに合わせた個人企画を。

　ある１０個のタイトルの詩の中から選んで頂いたもので、お話を作成しています。

　今回の詩のタイトル【幸せ】

　目安時間：５分程度

　女性のみ ※当て書きのため、性別変更不可

　語尾改変〇　

【あらすじ】

　幸せとは、何か…

幸せとは、一体なんなのだろう…

唐突にこんな疑問を浮かべてしまうのは

きっと、あなたと離れてしまったから。

私は、とある事情で、住み慣れたところを離れ

全く土地勘もないところに住んでいる。

この土地の人たちは、すごく優しくて

私も、あっという間に慣れたのだけど…

それは、きっと望ましいことなのかもしれない。

でも、少し寂しい気持ちにもなる。

大切な人と一緒に居られない辛さを

私はずっと経験しているのに、慣れて当たり前の生活を送るようになっている。

だからこそ、時々思ってしまうのだ。

「幸せとは、好きなことをしている時や好きな人と居る時ではないのか？」

なんて、途方にもないことを。

でも、とある人が答えをくれた。

『どちらも幸せなことだけど、今は、安心安全に暮らせることが一番の幸せでしょう？』

私は、安心安全を求めたから、この地に住まいを移したのだ。

「やはり、慣れは怖いなぁ」と自身に言い聞かせるように呟いた。

さぁ、今日もあなたのことを想いながら、生活していこう。

あなたの分まで、精一杯生きるんだ！

（終わり）

SpecialThanks：寿瀬 様